〜番外編〜
(快速国道54号線の過去を探る!)

広島県 国道54号線旧道
(G・O・P・Q・R・S・T・U・V地点は2009年7月、D・F・H・I・K・L・M地点は2009年8月確認)

三次以北は昭和37年から昭和46年にかけて、大規模に改良工事が行われたそうです。

おことわり

  • 「○地点」が飛び飛びなのは、今後追加予定のためです。(全部作るとは限らず。)
  • 古地図と照合したわけではないので、実際には国道54号線となったことのない道が
    含まれている可能性があります。
  • 改修前の国道54号線だったり、大昔の街道であったり、時代はバラバラです。
    1953年の国道指定から1963年までは国道182号線だったようです。
  • トンネルの名称・竣工年等は自分で調べるのも面倒なので「tunnel web」さんを
    参考にしています。

 



D地点
(広島市安佐北区)

 可部の旧道(可部街道)です。


   


D-1

 斜め右にJR可部線の中原踏切があり、
 ここから入ります。
 この道は途中まで県道240号可部停車場
 線となっています。


   


D-2

 1.5車線道です。


   


D-3

 右には醤油の醸造元があります。


   


D-4

 いかにも歴史を感じさせる、カギ型の
 道となっており、ここで左折してすぐ右折
 します。


   


D-5

 上で左折した後、ここで右折となります。


   


D-6

 趣のある建物の多い場所ですが、
 いかんせん交通量が多すぎて、とても
 停車できる状況ではありません。


   


D-7

 このあたりからは川沿いとなります。
 センターラインこそないものの、十分
 2車線取れる幅があります。


   


D-8

 土居橋西詰で、ここで現道に合流します。


   



F地点
(広島市安佐北区・安芸高田市
〔旧・高田郡八千代町〕)

 1990年に全通した上根バイパスの旧道
 です。


   


F-1

 上根バイパスの入口で、現在は県道5号
 浜田八重可部線となっている旧道は
 上下線が左右に分かれています。


   


F-2

 バイパスの足元を進みます。
 元の対向車線はバイパスに潰されて
 しまったようです。


   


F-3

 上空のバイパスが右へとカーブし、
 ここからは対面通行となります。


   


F-4

 国道54号線の他の区間と似た雰囲気
 ですが、交通量が非常に少なく不思議な
 感じがします。


   


F-5

 潜龍峡の入口だそうで、ここからは
 カーブが増え、高度も上がっていきます。


   


F-6

 坂を上って上根に入ったあたりで、
 右側をのぞけばF-5地点付近が下に
 見えます。


   


F-7

 ここで上根バイパスにかなり近づいて
 いますが、接続はしていません。


   


F-8

 見事に一直線が続きます。


   


F-9

 右側に位置するバイパス同様、本当に
 長い直線です。


   


F-10

 上根バイパス北口で、右カーブの奥で
 現道と合流します。
 もちろん昔は真っ直ぐ道が延びていたの
 でしょう。


   


G地点
(安芸高田市〔旧・高田郡吉田町〕)

 新可愛川橋の旧道です。


   


G-1

 左が旧道で、旧道時代からあったと
 思われる喫茶店(?)も見えます。


   


G-2

 路肩の線がありませんが、2車線です。


   


G-3

 旧道の可愛川(えのかわ)橋と現道の
 新可愛川橋。


   


G-4

 可愛川とは江の川の別名ですが、その
 名前を付けるほど昔は主要な橋だった
 のでしょうか。


   


G-5

 「ゑのかわはし」と、鋳物(?)の立派な
 プレートが付いています。


   


G-6

 小さな橋を渡るとすぐ現道と合流します。
 現役時代は真っ直ぐだったようです。


   



H地点
(安芸高田市〔旧・高田郡吉田町〕)

 吉田バイパスの旧道です。


   


H-1

 青迫の信号で、写真右を真っ直ぐ進んで
 いるのが旧道ですが、一方通行のため
 歩道橋の下で右折します。
 H-6地点までの旧道は県道29号吉田
 豊栄線となっています。


   


H-2

 最初は2車線です。


   


H-3

 すぐ1.5車線となります。


   


H-4

 街道の名残か、曲がり角で見通しの
 利かないところもあります。


   


H-5

 赤く塗られた橋があります。


   


H-6

 T字路となっており、右折が県道29号線、
 そして旧道となる左折が県道318号山手
 吉田線です。


   


H-7

 見通しの悪い区間が続きます。


   


H-8

 ようやく直線となり、最後に再び2車線
 となります。


   


H-9

 バスセンター北入口の信号で、直進の
 旧道は一方通行となっており、ここで
 左折したところから現道に合流します。


   



I地点
(安芸高田市〔旧・高田郡甲田町〕)

 甲立バイパスの旧道です。
 甲立トンネルの竣工が1976年ですから、
 その頃まで国道だったのでしょうか。


   


I-1

 旧道の分岐はこの甲立洞門の中に
 あります。


   


I-2

 洞門と連続している甲立トンネルの手前で
 右折するのが旧道です。


   


I-3

 川沿いを少し走ると一時停止があり、
 ここで右から来る県道52号世羅甲田線
 と合流します。


   


I-4

 五龍橋です。
 橋を渡ってすぐ、県道52号線は左折と
 なり、旧道はそのまま直進します。


   


I-5

 道幅は変化しますが、センターラインは
 ありません。


   


I-6

 ほぼ直線ですが、緩やかな勾配が
 あります。


   


I-7

 甲立バイパス東詰交差点で、旧道は
 一方通行のため、ここで左折して現道に
 合流します。


   



K地点
(三次市)

 三次バイパスの旧道です。


   


K-1

 粟屋交差点で、旧道はここで右折と
 なります。


   


K-2

 粟屋交差点で右折し、ことぶき橋を
 渡ります。

 この橋や、ずっと手前にある三次大橋が
 昔からあったとは考えにくいので、
 ひょっとしたらJR芸備線西三次駅付近を
 通る道も旧道なのかもしれません。


   


K-3

 京蘭寺三差路で、ここを左折します。


   


K-4

 下の巴橋までは国道184号線のようです。


   


K-5

 ここからは国道375号線となっており、
 この巴橋を渡ったところで左折と
 なります。


   


K-6

 このあたりは近年大規模に改良され、
 昔の面影が全くなくなっています。


   


K-7

 JR三江線の下をくぐる手前にある、この
 三次町交差点で右折します。
 直進は県道112号三次江津線です。


   


K-8

 三次小学校前を北上します。


   


K-9

 太才町交差点で、ここは左折となります。
 直進は県道39号三次高野線です。


   


K-10

 憎き県警アパートがあり、軽い峠となって
 います。


   


K-11

 緩い下り坂で見通しも良く、安芸高田
 市内の国道54号線と似た雰囲気です。


   


K-12

 ここも現在の国道54号線と似た区間です。


   


K-13

 この尾関大橋北詰で現道と合流します。
 松江方面は右折で、現役時代は右カーブ
 だったと思われます。(今も反対車線は
 ただのカーブになっています。)


   



L地点
(三次市)

 郷川・中三原の旧道です。


   


L-1

 郷川の旧道で、ここを右に入ります。


   


L-2

 分かりにくいので少し近づいたところ。
 現道のカーブの内側をショートカットする
 感じです。


   


L-3

 非常に短く、すぐ現道が見えてきます。


   


L-4

 ここで現道と合流します。
 右には年季モノの建物が見えます。


   


L-5

 中三原の旧道で、ここを右に入ります。


   


L-6

 現道より低い位置にあり、全てが
 見渡せます。


   


L-7

 こちらも郷川と同じく、現道のカーブを
 ショートカットしており、ここで合流します。

 敢えてトリミングしなかった左の看板は
 スポンサーではありません。(笑)


   



M地点
(三次市)

 三原町の旧道です。


   


M-1

 非常に分かりにくいので矢印を入れ
 ましたが、ここを左に入ります。


   


M-2

 現道より低い位置にあり、一転して
 静かになります。


   


M-3

 このあたりは川に近く、なにやら案内板が
 立っています。


   


M-4

 ここで上って現道に合流しますが、
 昔は左に橋があって対岸に渡っていたの
 かもしれません。(地図を見ると対岸にも
 続きのような道があります。)


   


O地点
(三次市〔旧・双三郡布野村〕)

 上布野の旧道です。


   


O-1

 現道からの入口で、現道は左にカーブして
 いますが、旧道は写真右を正面方向に
 進んでいます。

 
走行映像(1分36秒/7082KB)


   


O-2

 万代橋です。
 時計の下には「ふれあいの道」と
 書かれています。
 この旧道は8時から20時までは北方向への
 一方通行です。(二輪車は除く)


   


O-3

 街道らしい町並みです。


   


O-4

 なぜか前後より高くなっている、小さな
 八千代橋です。


   


O-5

 ここで現道と合流します。


   


P地点
(三次市〔旧・双三郡布野村〕)

 新常盤橋の旧道です。


   


P-1

 うっかり見過ごしそうな位置に入口が
 あります。


   


P-2

 現道の新常盤橋と旧道の常盤橋。


   


P-3

 いい感じの欄干です。


   


P-4

 P-1方向を見たところ。


   


P-5

 田んぼ(畑?)を迂回するように進み
 ますが、現道から少し入っただけなのに
 実にいい雰囲気です。


   


P-6

 ここで現道と合流しますが、昔は川に
 沿ってQ-1まで進んでいたのかも
 しれません。


   


Q地点
(三次市〔旧・双三郡布野村〕)

 1970年に竣工した幸トンネルの旧道
 です。

 余談ですが、幸トンネルを北へ真っ直ぐ
 抜けるバイパス(実際には存在しない)が
 記され、その左の現道を旧道であるかの
 ように表現している地図が多いです。


   


Q-1

 ここを右に入ります。
 右の手前方向にも道らしきものが
 ありますが、チェーンで封鎖されています。


   


Q-2

 現道より低い位置を川に沿って進みます。
 少し先には宿泊施設があります。(爆)


   


Q-3

 上の写真付近はやや狭いですが、奥は
 広めの1車線です。


   


Q-4

 幸橋を渡ります。


   


Q-5

 左に幸トンネルが見えます。


   


Q-6

 ここで現道と合流しますが、見通しが悪く、
 ここから出る際は現道を走る車に細心の
 注意が必要です。

 現役時代はこのまま右の歩道上を
 進んでいたものと思われます。


   


Q-7

 Q-6のすぐ先に開明橋へ道がありますが
 非常に見落としやすいです。


   


Q-8

 現道の橋より一段低い位置にある
 開明橋です。


   


Q-9

 P地点の常盤橋と同じデザインですが、
 こちらのほうが歴史を感じさせます。
 コンクリートの路面にも草が生え・・・


   


Q-10

 いつまでも残って欲しいです。


   


Q-11

 緑資源幹線林道 比和新庄線 君田布野
 区間の下をくぐります。
 林道工事で前後の舗装がやり直されて
 いますが、潰されても不思議ではない
 旧道なのによく残ったものです。


   


Q-12

 林道から開明橋方向を見たところ。


   


Q-13

 林道から島根県方向を見たところ。


   


Q-14

 上の写真に写っている部分ですが、
 ここで現道と合流します。
 松江方向は登坂車線があり、上下線とも
 スピードの出やすい区間なので合流には
 注意が必要です。


   


R地点
(三次市〔旧・双三郡布野村〕)

 奥之迫下の旧道です。


   


R-1

 ここを左折します。
 横から見ると分かるのですが、現道は
 築堤になっています。

 なお、ここは
ネズミ捕りポイントです。


   


R-2

 1車線の道で現道から大きく離れます。


   


R-3

 現道と離れているので静かな雰囲気
 です。


   


R-4

 ここで現道に合流しますが、すぐ先に
 下のS地点の旧道となります。


   


S地点
(三次市〔旧・双三郡布野村〕)

 1976年に竣工した天神トンネルの旧道
 です。


   


S-1

 右に天神トンネルが見えますが、ここを
 左折します。

 なお、ここは
ネズミ捕りのサイン会場にも
 なります。。。


   


S-2

 橋がありますが、ここのはガードレールも
 付いて近代的です。


   


S-3

 まるで300番台の国道のようです。


   


S-4

 正面に現道が見え(トラックが写って
 います。)合流するのかと思わされますが
 そうではありません。


   


S-5

 現道と少し並走した後、ここで合流します。


   


T地点
(三次市〔旧・双三郡布野村〕)

 1994年に竣工した天狗トンネルの旧道
 です。


   


T-1

 奥に見えるのが天狗トンネルで、旧道は
 ここを左折します。


   


T-2

 近年(1995年頃)まで現役だったため、
 完全2車線です。
 右にあるのは旧横谷小学校のプールで、
 木が茂って見えませんが、右カーブの
 内側に横谷小学校跡があります。


   


T-3

 プールと学校跡の間は旧道らしき橋が
 ありますが、その先はとても車の通れる
 道幅ではありません。
 川と学校敷地に挟まれた場所だけに、
 「昔は広かった」とは考えにくいのですが。


   


T-4

 横谷小学校跡には体育館(?)のみ
 残っています。
 右の歩道がプールから続く道です。


   


T-5

 川に沿って遠回りとなっています。


   


T-6

 ここで現道と合流します。
 正面に見えるのが旧道沿いから移転した
 横谷小学校で、すぐ右には天狗トンネル
 があります。

 合流の際にはトンネル内で無灯火の車を
 見落とさないよう要注意です。
 無灯火がなぜ危険か、それはトンネルの
 外からは存在に気づかれないからです。


   


U地点
(三次市〔旧・双三郡布野村〕)

 横谷の旧道です。


   


U-1

 少し分かりにくいですが、ここを左に
 入ります。


   


U-2

 民家の敷地(?)にはこんなものが。


   


U-3

 ここまでは現道と並走しますが、旧道は
 正面の山を左に迂回します。


   


U-4

 写真奥で左から県道437号大津横谷線
 が合流し、その先は県道437号線と
 なっています。


   


U-5

 目の前に現道が現れますが、旧道は
 左に曲がって少し続きます。


   


U-6

 ここで現道と合流します。


   


V地点
(三次市〔旧・双三郡布野村〕)

 1964年に竣工した赤名トンネルの旧道
 です。

 島根県側は→
こちら


   


V-1

 赤名トンネル手前に入口がありますが、
 左後方向に位置するため分かりにくい
 です。


   


V-2

 上の写真では非常に分かりにくいので、
 赤名トンネル側から見たところ。


   


V-3

 すでにあちこちで紹介されているし、
 砂利道なので省略します。(^^;


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